猫を飼い始めるとき、家の環境にすぐ適応するかどうかは初日が肝心です。
そうは言っても、人間だっていきなり猫のことはわかりません。
- お迎えのときに気をつけることは?
- 家に着いてからやることは?
- トイレや食事などのしつけは?
- 猫と仲良くなるには?
最初で最後の共同生活初日です。
間違った対応で、後に悪影響が及ぶことは避けたいですよね。
こちらの記事では、初日を用意周到で迎えられるように、押さえておくべきポイントをまとめました。
私は初めて猫を迎えるときに、何冊か本を読んで備えておいたことで、楽しい気持ちのまま当日を迎えることが出来ました。
情報を取捨選択するのに労力はかかりましたが、不安はなくスムーズに受け入れることが出来た経緯があります。
「これさえ読めば大丈夫!」となるようにまとめましたので、最後までお付き合いください。
猫をお迎えに行く
猫も最初は緊張します。
下の写真は私たち家族が初めてドンちゃんを抱っこしたときのものです。
ドンちゃんはシッポを股の間に巻き付けていました。
これは猫が怖いと感じているときにするポーズです。

とはいえ、新しい家族が増えることはとても幸せなイベントですね!
飼い主として必要な準備と心構えをして行きましょう。
持ち物
お迎えのときに必要なものは少ないです。
【キャリーケース】
お迎えのときにあると安心です。
無い場合は段ボールで代用しますが、長距離移動の場合は必ず用意しておきましょう。
車移動の際にシートベルトを引っ掛けられるものもあるので、用途に応じたものを選びます。
トイレシートを敷いておくと安心です。
【タオル】
移動中の衝撃にも安心ですし、ぬくもりがあって少しでも落ち着けるようにできます。
【メモできるもの】
引取先の人からアドバイスをもらうときに、忘れないようにしておきましょう。
長距離移動の場合は下記のものがあると安心です。
- 水分補給できるもの
- ビニール袋
- ウェットシート
猫は睡眠時間が多い動物なので、疲れて寝てしまえば基本的には大丈夫です。
慣れない場所が不安で落ち着かないことや脱水症状になることもあるかもしれないので、水分補給ができる準備をしておくのがベター。
脱走の恐れがあるため、決して外に出してはいけません。
粗相があるかもしれないので、ビニール袋やウェットシートがあるとより安心です。
注意点
引き渡し当日にしっかりとやり取りしておくことで、特に初日~1週間のお世話がスムーズになります。
- 最後にトイレをした時間と次の排泄時間の目安
- 普段使用していたトイレの砂
- 普段食べているキャットフード
- ご飯をあげていた時間と給餌量
- 日頃の様子(性格、好きな遊びなど)
過ごし方は成長とともに変わっていきますが、家にスムーズに慣れるための参考になります。
- 猫が今まで使っていたトイレの砂(トイレだとすぐに分かってもらえます。)
- ワクチン接種の証明書
- 血統書
上記のものがある場合はもらっておきましょう。
後日郵送となる場合もあります。
無事にお迎えが済めば、あとは家に慣れてもらうだけです。
大切なのはここからです。
猫との過ごす初日の対応
初日は次のような流れになります。
- キャリーバッグを開ける
くつろげる場所の近くに置きます。 - しばらくそっとしておく
キャリーバッグからしばらく出てこない猫もいれば、すぐに出てくる猫もいます。
歩き回ってもじっとしていても、自由にしておきましょう。 - ご飯をあげる
- トイレを教える
- 爪とぎを教える
詳しく解説していきます。
初日の対応の注意点
猫が安心できる振る舞いを理解しておくと、早く慣れてもらうことができます。
- キャリーバッグは猫がくつろげる場所の近くに置く。
- キャリーバッグからしばらく出てこない猫もいれば、すぐに出てくる猫もいる。
慣れない環境は探索しないと気が済まないので、歩き回っていてもじっとしていても自由にしておく。 - あまり構わないようにして、危険なことがないかだけ見守る。
- 大きな声を出したり、大きな音を立てたりして驚かせない。
- 素早い動きなどをして警戒させない。
初日の食事
初日の食事はひとまず、これまでと同じように与えて様子を見ましょう。
- これまで食事していた時間になったら、ご飯をあげる。
- これまでと同じフードをあげる
初日のトイレ
一度誤って排泄した場所には臭いが残り、トイレだと勘違いする場合があります。
初日からトイレの場所はしっかり教えてあげましょう。

トイレは安心できる場所で落ち着いてしたいニャ。
トイレは部屋の隅など、人通りのない場所に置きましょう。
- むずむずし出す
- 部屋のニオイを嗅ぎ回る
- 砂をかく動きをする
- 床をなめる
このような変わった動作をし始めたら、そっと抱きかかえてトイレに連れて行ってあげましょう。
ほとんどの場合は、自らトイレに行ってくれるか、すんなり覚えてくれます。
初日の爪とぎ
猫は一度爪をといだ場所で繰り返し爪をとぐ習性があります。
自分のニオイをつけてマーキングしているのです。

爪は猫にとって大切なのニャ!
いつでもキレイな爪にしておきたいんだニャ。
心地よい爪とぎの場所を教えてニャ~♪
初日のうちに爪とぎ器が気に入るように教えてあげましょう。
教え方は簡単です。
猫の手を爪とぎ器に当てて動かしてあげるだけです。
教えなくても、自ら好んでする場合もあります。
まとめ
猫を飼い始める初日の対応についてまとめました。
お迎えの際には「持ち物・引取先に確認しておきたいことのポイント」があります。
- キャリーケース、タオル、メモ出来るものを持って行く
- 猫のこれまでの生活について聞き出す
- 可能であれば、これまで使用していたトイレの砂を分けてもらう
- あれば、ワクチン接種証明書・血統書をいただく
安心安全に猫を家まで連れて帰るために、持ち物の準備が必要です。
家に早く慣れてもらうためには、これまでの生活について聞き出すとスムーズになります。
家に着いてからは、猫のペースに合わせて過ごします。
- 危険がないかだけ見守り、自由にさせておく
- 食事を与える
- トイレを教える
- 爪とぎの場所を教える
記念すべき日ですが、あっという間に過ぎていきます。
猫の性格によって慣れるスピードは異なりますが、1日でも早く信頼関係が築けると嬉しいですね。
猫には分からないことがたくさんあるニャ。
やさしく教えてほしいニャ。